2017年6月12日(月)■ ササユリが咲きました!

ササユリが咲きました!

 多賀町の花はササユリです。6月はササユリが咲く季節です。
自然の中で咲く姿はなかなか見ることができませんが、 高取山ふれあい公園で見ることができます。
清楚なササユリが風に揺れる様子はとても魅力的です。
 今、東北楽天ゴールデンイーグルスで大活躍の 則本 昂大(のりもと たかひろ)投手は多賀町の出身です。
多賀町から初のプロ野球選手が誕生し、その活躍ぶりに感動します。
しなやかできれのある投球でこれからも記録を伸ばしてくれることでしょう。
高取山ふれあい公園のすぐ近くに則本投手の実家があります。
自然に恵まれた穏やかな環境です。

平成29年全国新酒鑑評会で金賞を受賞したお酒を限定で発売します。
720ml 4,000円(税抜価格)1800ml 8,000円(税抜価格)に 価格変更しますので、よろしくお願いします。


写真:高取山に咲くササユリ

2017年6月6日(月)■ お田植祭でした

お田植祭でした

 6月の第一日曜日は、毎年お多賀さんの御神田でお田植祭が行われます。
1時からの本殿祭に続いて、さわやかな風が吹く澄みきった青空の中、御神田で御神田を清める御湯式が行われました。
その後、田植歌と田植踊りに合わせ早乙女により約10アールのご神田にお田植えが行われます。
ゆったりとした穏やかな田植歌がまわりに響くとカエルの声がにぎやかになり、どこからともなくお多賀さんのお使いであるカラスが飛んできました。
時を超えてつながっていることのありがたさを感じながら、五穀豊穣を願いました。

2017年5月29日(月)■ 風がさわやかです

風がさわやかです

 今の季節は本当にさわやかな季節です。
山々の緑を見ていると緑の中で暮らしていた昔の人たちのことを思います。
季節とともに変化する景色は時計やカレンダーがなくてもきちんと時を刻んでいたことでしょう。
花たちの咲く時期はほとんど変わることなく、きちんと咲く様子に感心します。

この季節に咲く花にスイカズラがあります。
楽しげな花が咲くと夏がきた!という感じです。蔓で伸びるので垣根やフェンスなどにも絡まっています。
葉を丸めて冬を耐え忍ぶ様子から「忍冬(にんどう)」、黄色と白色の花が金銀に見えるので「金銀花」という別名を持っています。
昔の人たちにとって身近な植物だったと思います。
植物には共通の名前が付けられていますが、昔はそれぞれの地域でいろいろな呼び名があるのがおもしろいですね。

日本酒も「富水」、「笹の露」、「百薬の長」などすてきな呼び名があります。
日本人の感性は四季があるすばらしい環境で豊かになったのでしょう。
季節を感じながら、日本酒を楽しむ時間を大切にしたいものです。

2017年5月22日(月)■ 全国新酒鑑評会金賞をいただきました

全国新酒鑑評会金賞をいただきました

 今年も、全国新酒鑑評会で金賞を受賞しました。2年連続、13回目といううれしい受賞になりました。 蔵人みんなが心をひとつにして取り組む仕込みは12月の麹造りから始まり、大寒の一番冷える時期の仕込みと真剣勝負です。
どの作業も過去のデーターを活用しながらも原料米の山田錦の出来、気温、水温など変化する要素を組み込み細かく対応します。
生き物相手の日本酒造りならではの繊細な作業です。
金賞受賞はそんな大変な作業の結果であり、喜びも格別です。本当にありがとうございます。

純米酒「多賀秋の詩」のお酒になる「秋の詩」の田植えの時期です。「秋の詩」は晩生なので、田植えの最終の時期になります。
杉坂山をバックに今年も多賀秋の詩会の小菅さんが家族で作業をされていました。
この苗がすくすく育ち、秋に収穫され、お酒になります。
元気に育ってねと苗に声をかけて、杉坂山の多賀大社ご神木にお祈りしました。

全国新酒鑑評会発表
http://www.nrib.go.jp/kan/h28by/h28bymoku_top.htm

写真は秋の詩の田植え風景

2017年5月15日(月)■ 緑が濃くなってきました

緑が濃くなってきました

 山々の緑が濃くなり、田んぼに稲が植えられ夏らしい景色になってきました。
四季がある日本は本当に美しい国です。
多賀は山が近いので、少し車を走らすとめずらしい植物と出会えます。
今、満開のヤマグルマの花が見事です。
ヤマグルマの花は花びらがない原始的な姿をしています。
トリモチノキという別名を持ち、トリモチを樹皮から作ったそうです。
昔の人たちの知恵には感心することばかりです。
そんないろいろな使い方を知ることで、人と自然がともに生きてきた暮らしを実感できます。

酒造りも終盤になってきました。あと少し今年の締めくくりでがんばります。

写真:多賀の山に咲くヤマグルマの花

2017年5月8日(月)■ 立夏ですね

立夏ですね

 5月5日に立夏を迎えて、田植えも一気に進みました。
このあたりでは連休は、ゴールデン田植えウィークになります。
田植えは若い人、子どもさんや年配の方は苗を運んだり、ケースを洗ったりと 年代を超え力を合わせて作業をされている様子は心強く、未来に繋がってほしいと思います。
いい天気で作業が進んだので、小さな苗が田んぼの中で風に揺れています。
カエルの声がにぎやかになってきました。

中川原から見える青龍山は小富士山といわれるようにきれいな形をしています。
この頂上に磐座があります。左手のほうがお多賀さんの森です。
青龍は中国で朱雀・玄武・白虎と共に四神の一つとされる神聖な龍で東方を守護します。
多賀大社の南にあり、琵琶湖の東方を見守る青龍山です。

連休中も製造部門は仕事でした。5月6日は「多賀秋の詩」の上槽でした。
今回の純米酒「多賀秋の詩」もおいしいお酒が誕生しました。
これからタンクの中で穏やかに熟成していきます。

写真:中川原から見える青龍山

2017年5月1日(月)■ 新緑がきれいです

新緑がきれいです

 芹川の上流は岐阜県と三重県との県境になり、鈴鹿の山々が連なっています。
霊仙山が1094mで一番高く、鍋尻山838m、杉坂山653mと、600m~1000mくらいの高さなので穏やかな景色です。
新緑の時のやさしい色合いは日本の春の原風景です。
芹川の流れに沿って権現谷林道があり、そのところどころにまだ雪が残っていました。
今年は雪解け水があるから川の水が多いと感じていましたが、実際に雪をみて驚きました。

この季節、山にもいろいろな花たちが咲き始めます。
その瞬間の出会いを楽しみながら自然の恵みに感謝しています。
この山々から流れ出す水を使わせていただき、お酒を醸すことができています。
村には住む人がいなくなっても、自然の営みは無事に続いています。
酒造り300年の歴史は自然の中ではほんのひとときです。
自然とともに生きることを大切にしたいですね。

写真:山にそっと咲くヒトリシズカの花

2017年4月24日(月)■ 春の景色

春の景色

 4月22日の多賀大社春の古例大祭はお天気に恵まれにぎやかに行われました。
鎌倉時代を起源にする祭りは時代装束の人たちや約40頭の馬が町を練り歩きます。
多賀の長い歴史を感じながら昔から無事に続いている行列を眺めました。
直会で多賀のお酒がお神酒として毎年配られています。ありがたいことです。

会社のまわりにタンポポがいっぱい咲いています。
その中に、今少なくなっている日本のタンポポが残っているので、大切にしています。
日本のたんぽぽが残っているのは、貴重なことなので、見つけたら抜かないように気をつけます。
萼片で見分けるのですが、花の時期でないとわかりません。
会社のまわりに日本のタンポポが残るのどかな田園風景を残すためみんなで守っています。

写真:総苞外片が広がらない日本のタンポポ

2017年4月17日(月)■ 杉坂山と芹川

杉坂山と芹川

 自然に恵まれた環境を実感するのは、山と川の景色を眺めるときです。
季節ごとに咲く花たちは昔から残る在来種が多く、ホッとします。
やさしいピンクのオドリコソウも咲き始めました。
キジの鳴き声が響き、鳥たちのさえずりがにぎやかです。
里山にはサクラが咲き、淡い新緑と混ざり穏やかな景色です。

多賀のお酒を飲むときに、この景色もいっしょに楽しんでいただきたいと思います。
多賀秋の詩のラベルはその思いを込めて、杉坂山と芹川を描いています。
この地で多賀のお酒を醸し続けて300年になります。

2017年4月10日(月)■ 桜満開の彦根城

桜満開の彦根城

 待ち遠しかった桜の花が一斉に開きました。
お堀のまわりがピンクに染まり、春爛漫の景色です。
毎年、ぼんぼりも並び、にぎやかです。
多賀株式会社のぼんぼりは清酒「多賀」と「大老」の名前が入っています。
すぐそばを彦根城屋形船が通り、満開の桜と絵になる景色です。
天気がよくなかったので、シートを広げている人は少なかったですが、 楽しい猿回しも登場して、にぎやかでした。

日本に四季があり、季節ごとに咲く花をめでることができるのは幸せですね。
芹川の桜も満開できれいです。山にも点々とヤマザクラが咲いています。

4月16日はエスサーフ主催のきき酒会がびわ湖大津プリンスホテルで行われます。
http://www.ssurf.co.jp/kikisyu/kikisyu.html
いろいろなお酒があり、楽しいきき酒会です。ぜひいらしてくださいね。

2017年4月3日(月)■ よろしくお願いします

よろしくお願いします

 新しい年度のスタートです。今年度は会社設立50周年です。
平成4年4月に大老酒造株式会社から多賀株式会社に社名変更をして 25周年になります。
記念すべき年のスタートに新入社員を3名迎えることができました。
お客様に喜んでいただけるおいしいお酒をみんなで力を合わせて造っていきます。
どうぞこれからもよろしくお願いします。

多賀株式会社の社員勢ぞろいし、朝日を浴びながら記念撮影しました。
新年度のうれしいスタートです。

2017年3月27日(月)■ セツブンソウが咲き始めました

セツブンソウが咲き始めました

今年は雪が多くてなかなか出会えなかったセツブンソウが咲きました。
セツブンソウは春を告げる代表的な花です。
フクジュソウとともに好石灰岩性植物なので、多賀の地質ならではの植物です。
年々少なくなり、見ることができる場所は限られています。
小さな姿を見つけるとほっとしてうれしくなります。いつまでも残ってほしい花です。

4月は「未成年者飲酒防止強調月間」です
http://www.nta.go.jp/shiraberu/ippanjoho/pamph/koho/campaign/h24/Apr/03.htm
お酒を飲む機会が増える時期、未成年にお酒をすすめたりしないようにしましょう。
酒造メーカーとしても、お酒が未成年にあたえる影響をきちんと伝えていきたいと思います。

未成年だけでなく、すべての人がリスクも知って、お酒と上手に付き合ってほしいですね。

2017年3月21日(火)■ 4月22日は多賀大社のお祭りです

4月22日は多賀大社のお祭りです

昨日の春分の日は「近江の地酒でもてなし条例」制定記念 近江の新酒きき酒会がびわ湖大津プリンスホテルで開催されました。
三日月知事さんも駆けつけてくださり、とても賑やかでした。
滋賀県は蔵元も多く、美味しいお酒がいっぱいあります。
たくさんの方にその魅力を知っていただけるいい機会になりました。
来てくださったみなさまありがとうございました。

4月22日は多賀大社の春の古例大祭です。
今回の馬頭人は多賀町の小林新治郎様です。犬上川のすぐ近く富之尾にあるご自宅に杉門と酒樽が飾られています。
神様をお迎えするために杉で作られた門はとても美しく、静粛な雰囲気を醸し出しています。
隣に飾られた多賀の飾り樽も見事で、うれしくなります。
今年の祭りは土曜日になるので、きっとにぎわうことでしょう。

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